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mailcatcher を使ってローカル環境のWebでメール送信テストをする

この記事は最終更新日から6年経過しています。内容が古い可能性があります。

Webサイトを作っているとき、Webサーバーに直接アップするのではなく、PCにXAMPPやMAMPなどでWebの環境を作ってそこで開発をしています。開発をしているときに困るのが「メールを送信するテスト」です。そんなときに使えるmailcatcherという、ダミーのメールサーバーを立ててくれるソフトウェアを使うととても便利です。Windows10でmailcatcherをインストールして使ってみましたので、その方法につい書きます。

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ローカルの開発環境でメールを送信するテストができるmailcatcher

XAMPPMAMPなどを使って、ローカルでWebサイトの開発をしているときにメールを送信するテストをしたくなるときがあります。たとえば、会員登録してくれたときに自動送信するメールや、不正ログインを防ぐプラグインを入れて、不正ログインしたときのテストをしたい、などの場合にローカルにあるWebサイトからメールを送る場合などです。

mailcatcherというソフトを使って仮想のSMTPサーバーを立てることができます。

このソフトを初めて使ったのは、データベースに登録されている数百名分のメールアドレスにメールを送信するテストをしないといけないということがありました。

数百名分のメールとなると、万一本物のメールアドレスに送ったらえらいこと(訴訟問題)にもなりかねませんし、開発者にとってメールの送信テストはとても怖いものです。そのために、メールアドレスはあらかじめGMail全部変えていたとしても万一…と、びくびくしていましたがそのときにこの mailcatcher を知りました。これを使うと、仮想のSMTPサーバーが受けてくれるので、安心してテストをすることができました。

mailcatcherの環境を作る

mailcatcherはRubyとRuby のデベロッパーキットがインストールされていることが前提となります。

Rubyのインストールについては、

[ryus_blogcard url=”ryus.co.jp/blog/windows10-ruby-install/”]

を参照してください。

デベロッパーキットをインストールするには、

http://rubyinstaller.org/downloads/

このページの下の方に、



Development Kit
という項目があります。ここでは既にインストールしてあるRubyのバージョンに合わせたファイルをダウンロードすることになります。

クリックするとファイルがダウンロードできます。

ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックします。

そうすると、解凍先を入力する画面が出ます。

私の場合は、ダウンロードしたプログラムを入れる場所を c:\DlPrograms というフォルダに入れることにしています。そこに新しいフォルダを作ってインストールするので c:\DlPrograms\devkit と入力して Extract をクリック

解凍が終わったら Windows PowerShell を立ち上げます

スタートボタンをクリックして powers と入力すると Windows PowerShell が表示されるのでクリック

Windows PowerShell が立ち上がりました。

cd c:\dlprograms\devkit

と入力してリターンし、今解凍したフォルダに移動します。ここで、

ruby dk.rb init

と入力してリターン

このようになります。初期化が終わりました。次に、

ruby dk.rb install

と入力してリターン

このような画面になったらデベロッパーキットのインストールが終了です。

mailcatcherのインストール

mailcatcherのインストールですが、とても簡単です(^^)/

先ほどの続き、Windows PowerShell で、

gem install mailcatcher

と入力してリターン

このようにインストールが始まり、

このようになったらmailcatcherのインストールが終了です。

WordPressで使ってみるためのプラグインを入れて設定する

2019/02/22追記:下記のプラグインは現在利用不可能なようです。新たに使えるプラグインについて書きましたので詳しくは、

あわせて読みたい
mailcatcherを使うときのプラグインが変更になりました! xamppやmampなどを使って、ローカルPCにWEBサイト環境を構築する場合に「メール送信テストはどうしよう?」という問題がおこります。以前 mailcatcher を使ってローカ...

こちらの記事を参照して下さい。

WordPressでmailcatcherを使うためのプラグインを入れます。

ダッシュボード プラグイン>新規追加 をクリック

検索窓に mailcatcher と入力してリターン

Mailcatcher for WordPress が表示されるので、今すぐインストール をクリック

今すぐ有効化 をクリック

ルートフォルダの wp-config.php を開いて

define(WP_MAILCATCHER, true);

という行を追加します。

こんな感じ。そしてこのファイルを保存します。

これでWordPressの準備も完了しました。

mailcatcherを起動する


mailcatcher
を立ち上げます

Windows PowerShell でも コマンドプロンプト でもどちらでもいいのですが、コマンドラインで

mailcatcher

と入力して、リターンします。すると、

このように表示されて、これでmailcatcherが起動しました。

WordPressのコメントを付けたときのメール送信を確認してみる

この状態でWordPressでできているこのサイトからのメール送信はすべてmailcatcherが受け取ります。

試しに投稿にコメントを付けてみてどうなるか見てみます

こんな感じにコメントをしてみます。

mailcatcher に届いたメールを見るには、ブラウザに

http://127.0.0.1:1080

と入力して、リターンします。すると、

このように、コメントしたときに管理者に通知されるメールが届いていました。

中身もこのように表示されます(^^)/

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