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表紙を作る、CSSで体裁を整えるでKindle用原稿が仕上がりました Kindleで本を出版!その3

この記事は最終更新日から8年経過しています。内容が古い可能性があります。

Kindleで本を出版しようとしてその1その2で書いたように、EPUB形式のファイルをでんでんコンバーターを使わせていただき、作ってきました。だいぶできてきたのでいよいよ表紙を付けたり、本の情報を追加したり、最終的に全部の原稿を見直したりしました。後はKindleに登録するだけ、というところまで進みました!
ということで仕上げ部分について書きます!

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何度も同じ入力をしなくても済むように設定ファイルを作る

最終的に細かい修正を施して確認するには何度もでんでんコンバーターEPUB形式のファイルを作ってKindlePreviewerで確認するという作業を繰り返します。

でんでんコンバーターでEPUB形式のファイルを作るには

img_580579aa6a33d

このように作る本に関する情報を毎回入力する必要があります。毎回はちょっと面倒なので設定ファイルを作りました。

設定ファイルの説明はこちらにあります。
設定ファイルのサンプルはダウンロードページ

ここからダウンロードすることができます。

ddconv.yml というファイル名で設定ファイルを作って、私の場合は

# ddconv.yml
# YAMLで記述されたDDconvの設定ファイルです。
# 「#」以降のテキストは無視されます。
# -------------------------------------

# バージョン
ddconvVersion: 1.0 # 必須。この行は編集しないでください。

# 出版物の識別子
#identifiers:
#  - content: d0df4f65-822d-4714-bd24-c53306fe065c # 具体的な識別子を指定します。
#    identifier-type: uuid # 「uuid」または「isbn」を指定します。

# タイトル
titles:
  - content: 初めてのScratchにオススメ。ボールを動かして、軌跡を画面にペイントする # タイトルを指定します。(必須)

# 作成者等
creators:
  # 作成者1 --------
  - content: ゆうそうと # 著者などの名前を指定します。

# 出版物が使用する言語(必須)
language: ja #日本語=ja、英語=enなど

# 出版年月日
#date: 20161021 # YYYYMMDDの形式で指定します。

# ページ送り方向
pageDirection: ltr # 横書き=ltr、縦書き=rtl

# EPUB出力オプション
# true: 有効、false: 無効
options:
  titlepage: true # 扉ページを自動生成する true|false
  tocInSpine: true # 目次ページを自動生成する true|false
  tocDisplayDepth: 6 # 目次ページに表示する目次の階層を指定する 1-6
  displayLandmarksNav: true # 目次ページにランドマークを表示する true|falase
  displayLoiNav: true # 目次ページに図版一覧を表示する
  displayLotNav: true # 目次ページに表一覧を表示する true|false
  kepub: false # kobo Touch向け拡張子「.kepub.epub」を利用する true|false
  autoTcy: true # 自動縦中横を有効にする true|false
  tcyDigit: 3 # 自動縦中横にする半角数字の桁数を指定する 2-n

こんな感じにして、原稿ファイルなどが入っているフォルダに保存しました。このファイルをでんでんコンバーターでEPUB形式のファイルを作る際に一緒にアップロードします。

そのとき

タイトルだけは必須なのでなんか適当な文字を入れます。一文字以上入っていれば大丈夫だと思います。実際に作成するときは設定ファイルにあるタイトルが使われるので何でもかまいません。

表紙を作ってKindle Viewer で確認する

Kindleで本を売るならやっぱり表紙はちょっといい感じのものをつけたい、と思います。自分はデザイナーとかでないのでどうしたらいいかなと思いましたがいくつかの本を見て「背景は子どもを喚起させる明るい感じの幾何学模様」「Scratchの猫とボール」を使うということを決めました。

表紙のサイズなのですが、いろいろなページを見て 1563ピクセルx2500ピクセル にしました。

前回のブログでご紹介した Bp-Patterns さんで背景の画像をダウンロードして、作った表紙が

これです。このファイルを cover.png という名前で保存して原稿などが入っているフォルダに置きました。表紙はその他に cover.jpg でも表紙として認識されます。

表紙の入った状態でEPUB形式のファイルを作って、KindlePreviewerで表示してみました。

上部にある表紙のボタンをクリック

表紙が表示されました!

CSSを追加して表示する書式を指定する

原稿の最終チェックをしていて、表示がおかしいところを発見しました。

画像が小さすぎるしレイアウトもわかりにくいです。Webサイトではこの部分はCSSでレイアウトを指定してあったのでKindleでも使っているCSSを追加したいと思います。

でんでんコンバーターでCSSを使うには

Downloads をクリックして

スタイルシート のところにある default.zip をダウンロードして、解凍します。フォルダの中には

2つのCSSが入っています。横書き用は default.css なのでこれを原稿などが入っているフォルダにコピーして、テキストエディタで開いて使いたいCSSを追加します。

CSSも追加してアップロードし、EPUB形式のファイルに変換してKindlePreviewerで確認すると

Webと全くおなじように表示されました。

しかし、、Webで見るときはこれでいいのですが、Kindleだと画像が小さすぎです。ということでCSSに若干手を加えました。

横並びをやめて画像が大きく見えるようにしたり、説明文のフォントを小さくしました。

でんでんコンバーターではCSSで書式を整えられるので、default.cssに書いてある見出しタグなどのCSSを修正すれば全体的な見栄えをがらっと変更することもできます。

本の最後にこの本に関する情報を追加する

いきなりWebサイトのブログ記事からKindle本を書いたので、最後にこの本についての情報を追加しました。

これでKindle本を作るための原稿の準備は完了しました(^^)/

まとめ:WordPressの記事からKindle本の原稿を作るのは簡単でした

このブログを書きながら3回にわたってKindle本の原稿を作ってきましたが、思っていたよりずっと簡単に原稿ができあがりました。おそらくは、ひとえにでんでんコンバーターでEPUB形式のファイルが作れたのが便利だった、と言うことだと思います。でんでんコンバーターさん、ほんとうにありがとうございます。

また、このKindle本ですがあえてルビは振っていません。手間をかけたくなかったから、というのもあるのですが結局Scratchの画面でも難しい漢字「制御」「演算」がそのまま使われているので、慣れてくれればわかるよー!という気持ちです(^_^;。

いよいよ次はKindleで出版手続きをしてみたいと思います!

Kindleで本を出版シリーズ目次

Kindleで本を出版 シリーズは以下の通りです。

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[ryus_blogcard url=”https://usortblog.com//kindle-publish-2/”]
[ryus_blogcard url=”https://usortblog.com//kindle-publish-3/”]
[ryus_blogcard url=”https://usortblog.com//kindle-publish-4/”]
[ryus_blogcard url=”https://usortblog.com//kindle-publish-5/”]

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