あるサイトを見ていて「このWebサイトっていつからあったんだろう?」という疑問を持ちました。そこで以前聞いたことがある昔のWebサイトを閲覧できるInternet Archiveというサービスを思い出して試してみました。そのサイトがいつからあるかが分かるだけでなく当時のサイトも見ることができるのでかなり楽しめます。ということでInternet Archiveのご紹介をします。
Internet Archiveとは?
WikipediaにこのInternet Archiveの情報がありました。
アーカイブは1996年にブリュースター・ケールによって設立された。
公式サイトによれば、その使命は以下のとおりである:
大抵の社会はその文化、歴史遺産の保存を重視している。そのような資料が無ければ、文明はその成功または失敗から学ぶための手段も記憶も持てない。我等の文化は現在電子形態での資料を大量に生産している。アーカイブの使命は、これらの電子資料の保存を支援し、研究者・歴史家・学界のためのインターネットライブラリを構築することにある。アーカイブはアメリカ議会図書館やスミソニアン博物館などの他機関との恊働も行う。人類の知識と遺産を保存してそのコレクションを公開するというその目標からか、アレクサンドリア図書館に例えられることもある。
と、このようにあります。1996年から始まった歴史的な遺産を残すために行われている事業のようです。アレクサンドリア図書館の現代版というたとえがわかりやすいです😄。
Internet Archive で昔のホームページを検索する方法
Internet Archive のトップページはこちらになります。
こちらがトップページになります。ここに書いてあるように 8,120億を超えるページから検索することができます。
この検索欄に調べたいWEBサイトのドメインを入力して、リターンキーを押します
するとこのようにカレンダーの形で結果が表示されます。一番古いデータを見るには、年のところにある横スクロールを
左に移動すると、apple.comの場合は 1996年が一番古いデータということになります。
1996年のグラフ部分をクリック。
日付に 青丸 があるところのデータが存在しています。
日付をクリックすると出てくる時間をクリック
そうすると一番古いアーカイブのホームページを見ることができます。古いデータなので画像などが壊れていることもあります。当時の表示可能幅が狭かったことで今見るとかなり細長いなぁ、と思えるようなホームページですね。
i-macの変遷をホームページで確認してみる カラーから花柄、水玉まで
せっかくなのでi-macの変遷をアーカイブで確認してみたいと思います。i-macが発売されたのは1998年8月のことです。(参照:Wikipedia 以降も同じ)
ボンダイブルーで発売後、キャンディカラーと言われる多色展開をして大変な人気となりました。その後の、”2001年2月のモデルチェンジは前代未聞の柄付きモデルが追加された。 Wikipedia” ときのWEBサイトを見ることができました。
発売当時このモデルが発表されたとき「え!?昭和の炊飯器?」というイメージでとても驚いたことをおぼえています。こういう昔の記憶が実際のホームページで確認できるのは楽しいです。
yahoo.co.jpの変遷をたどってみる 1996年から見ることができます
yahoo.co.jpの変遷も調べてみました。
はやり、1996年からYahooのデータ存在していて、棒グラフの線を見ると、近年になるにつれどんどん更新頻度が上がっていることがわかります。
1996年当時のサイトを見てみたいと思います。
カレンダーで見ると一番古い日付が 1996年11月20日 のようなのでこれをクリックし、時刻をクリック。
これを見ると、「あー、こんなだったな~」と懐かしい気持ちになりました。当時はまだディレクトリ型の検索サイトで、Yahooに登録されたサイトだけが表示されていた気がします。
カレンダーに戻り、2005年9月あたりのホームページを見てみます。
2005年9月15日 のYahoo!です。コンテンツがかなり充実して、ニュースも表示されていますね。愛知万博とか懐かしいです。
リンクをクリックしたらどうなるか?
愛知万博の記事をクリックすると、
このように一覧ページに飛びました
その中のリンクをクリックすると、
このように記事も見ることが出来ました。サイトによってどこまでアーカイブされているかが違うのですが、Yahoo!はわりとたくさんとってあるようですね。
古い新聞紙をたまたま見つけて見入ってしまうように、色々懐かしく見てしまいます😅
このblogの過去も見てみました
この RYUS blog の過去も見てみました。
一番古いデータで2014年5月でした。2014年2月の終わりから始めたので保存され始めるまで3ヶ月ぐらいかかっているようです。
アーカイブもまだ4行だと何も問題を感じませんね(^_^;。
まとめ:インターネットの記録は面白いようで怖いようで
このように過去の色々なページを懐かしんだりするのはとても楽しく、時間を忘れてしまいます。
自分が関わったサイトだと一番古く残っていたものは1997年のWebページでした。今から18年も前(!)に作ったページでまたこれを見ることが出来るとは思ってもいませんでした。しかし今見るとあれもこれも、、、あーーー😅となるような内容でそれは当時の技術としては問題ないし仕方ないのですが。子どもの頃の日記を見るような気分です。
もっと古く1995年頃に作ったページがありますが、さすがにそれはURLもおぼえていないし昔過ぎるのでアーカイブはされていないようです(良かった…)。
このようにサーバーから消し去ってもデータとしてはいつまでも残る可能性があるので、Webページやインターネット上での自分の情報を公開することについては注意が必要ですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして。ためしてみたら17年前のホームページが閲覧できたので、このページにリンクをして、「やってみた」ということで体験記を書きたいと思います。
貴重な記事をありがとうございます
南葦ミトさん、こんにちは!昔のページが見れるのおもしろいですよね~。お役に立てたようで何よりです。