Google Apps Scriptでシートを開いたとき、横方向の検索をする

以前書いた記事「Google Apps Scriptでスプレッドシートを開いたとき今月のセルに移動」にコメントで質問をいただきました。この記事では縦方向に検索して今月を見つけに行くのですが、横方向に検索したいということでした。
ちょっと確かめればすぐわかるかなと思ったのですがいくつか落とし穴に引っかかったのでそれについて書きたいと思います。

コメント欄からのコピーだと文字が変わっていた

いただいたコメントをコピーして貼り付けて実行しようと思ったのですが、ちょっと様子がおかしいことに気づきました。ダブルコーテーションなどが全角とかちがう文字に置き換わっています。

例えば
 

という行はコメント欄で書き込むと

 

こんな感じに、よく見るとダブルコーテーションが全角になっています。

最初このことに気づくまで、と気づいてからもいろいろな文字に変換されていたので直しきるまでちょっと時間がかかりました。

コメント欄からソースをコピーしたときは記号が変わっていることがあるようなので、実行する前に置き換えましょう!

列の名前A,B,Cだとプログラムが組みにくいため、数字でセルを特定する

「Google Apps Scriptでスプレッドシートを開いたとき今月のセルに移動」 では、検索するところは
 

最終行から一つずつ上の行を見に行き、年と月が今現在の年と月と同じセルを探しました。
 

この “A” というのが列の名前 i というのは行数を数字で指定します。この場合は行の上への移動は i という数字をマイナスしていくことで行えますが、横方向を探す場合は最終列が Z だとしたら Y、X、W… と文字をさかのぼっていかなければいけません。Zより右に列がある場合は AA となったりして、16進数でもないのでこの列を1つずつマイナスしていくというのは扱いにくいと思いました。

Excelでもそうなのですが、セルの列を文字ではなくて行と同じように数字でも扱えるようになっています。

セル(Range)オブジェクトを取得する

こちらにその方法が載っていました

  objRange = objSheet.getRange(“B1”)  //セルB1を取得
  objRange = objSheet.getRange(2, 1)  //セルA2を取得

こちらにあるように列名文字でも指定できるし、数字でも指定できるようです。

これを見て、プログラムを組み直してみたのですがどうもうまく動きません。よく見直してみると(ちゃんとみれば分かったんですが)、文字で列を表すときは B1 のように列名が最初に来るのですが数字であらわすときは 2,1 でA2を表しているということは 列名が2番目に来る、つまり文字の時とは逆になる ということに気づかずに逆でコーディングしてしまってました。これが2つめのはまりポイントでした(^_^;。

Rangeを文字で指定するときと、数字で指定するときは列の位置が逆なので注意!

一致したセルをアクティブにする方法が違っていました。

ということでほぼほぼ、コードができあがったのですが、最後の最後一致したセルを見つけてそのセルをアクティブにするというところでどうしても見つかったセルがアクティブになりませんでした。

アクティブにする行はもともと
 

こういうコードで setActiveSelection で指定していました。Rangeは文字ではなく数字で指定しているので

のように指定してみたのですがここがどうもうまくいってないようでした。

ということはもしかすると setActiveSelection は文字での指定しかできない?のではないかな、、、と思いました。ググってもそのような情報は見つからなかったのですが、ググって見つけたコードのサンプルはみんな文字でのrange指定の例だったので、もしかすると~と思いました。

ということでそれ以外にセルをアクティブにする方法はないかなとググって、activate() というクラスを見つけました。
 

このように一旦、数字型でrangeというオブジェクトを作っておいてactivate()でこのセルをアクティブにします。

Rangeを数字で指定するときにセルをアクティブにするにはactivate()を使う!

できあがったコード

ということで試行錯誤してできあがったコードはこちらです。

コメントいただいた方がやりたかったこと「1行目に年月日が横に入っていて、その中から本日の年月日に一致するセルに位置づける」ことだという理解でこのコードを書きました。ですので年月だけで良ければ == で年月日を判定しているところから日付を削除するなどして使ってみてください(^^)/

おまけ:初めてデバッグを使ってみましたが、便利ですね(^^)/

今回、ちょっといろいろ引っかかったのでApps Scriptに備わっている デバッグ 機能を使ってみました。

この 虫のマーク です。

例えば

わざと i– となっているところを i- のようにして、このデバッグをクリックすると

このように 構文エラー ということを教えてくれます。

また、

行の数字をクリックすると、

このように赤い丸が付きます。これはブレークポイントといって、この状態でデバッグを実行すると

ブレークポイントの行に来ると処理がそこで一時停止します。そしてその時点での変数の値などが表示されます。変数に ○○ が入っているはずなんだけどおかしい、というようなときにはっきりと値を確認できるのでとても便利です。

止めた後は、

デバッグを続行したり、



デバッグを停止
したり、

ステップインという1行ずつ実行させたりすることができます。ステップインをクリックすると

次の行に処理が進みます。変数の値をセットしたところなどではこのように少しずつ進めて思ったように値がセットされているかどうかなどをチェックすることができます。

このデバッグ機能を使ったおかげでだいぶ簡単に問題点を把握できました(^^)/

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兎本美佳
ブログを見た人がそのままできたらいいなと思って、できるだけ丁寧に書いています。blogに書いたようなネタの有償対応のご相談は「ゆうそうと」へいただければと思います(^^)/
無償での対応をご希望の場合は、コメントをいただけましたら可能な場合はコメントを返させていただきます。

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