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Google AMPのWordPressプラグインをインストールしてその効果を検証してみた

この記事は最終更新日から8年経過しています。内容が古い可能性があります。

数日前からGoogleのAMPに関するニュースがSNSなどで話題になっています。スマートフォンでの読み込み速度を速めるというもののようなのですが今ひとつ実態がわかりませんでした。
しかし、WordPressのプラグインがリリースされたということを聞き、とりあえずどのようなものなのか、インストールしてその効果について検証してみました。

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AMPとはなにか?

AMPとは Accelerated Mobile Pages の略称で意味的には 加速されたモバイルページ ということになり、モバイルページの読み込みを速くするための仕組みのようです。

詳しい情報は

Accelerated Mobile Pages Project

の、

What Is AMP?

にありました。

AMPは、高速レンダリング静的コンテンツ用のWebページを構築する方法です。動作中のAMPは、3つの異なる部分から構成されます。

AMP HTML
AMP JS
GoogleのAMPキャッシュ

AMP HTMLは、信頼性の高いパフォーマンスのためのいくつかの制限事項および基本的なHTMLを超えたリッチコンテンツを構築するためのいくつかの拡張子を持つHTMLです。AMPのJSライブラリは、AMPのHTMLページの高速描画を実現します。GoogleのAMPキャッシュは、(任意で)AMP HTMLページを提供します。

ということで、どうやらAMPを実現するために、それ用のHTMLやjsを書く必要があるように思えます。もしそうだとしても、なかなかAMPだけのためにもう一つソースを用意するというのはたとえ、静的コンテンツだけのサイトにしても難しいことと思います。

AMPに対応するWordPressプラグインを導入する

WordPressでAMPに対応するプラグインが正式にリリースされたという話をSNSで見かけました。プラグインで自動的に作ってくれるなら、簡単ですね。

そのものずばりの AMP というプラグインです。作者の一人がAutomatic社の方なので、公式版といってもいいのかもしれません。

インストールは通常通り、

ダッシュボード プラグイン>新規追加 をクリック

キーワードに amp と入力してリターン

この AMP というプラグインの 今すぐインストール をクリック

このような表示になるので 今すぐ有効化 をクリック

あと、

ダッシュボード 設定>パーマリンク設定 をクリックして、

変更を保存 をクリックしておきます。

これでAMPプラグインのインストールが終了します。

AMPプラグインを設定したらどうなるのか?Googleサーチコンソールで見てみる

今回このプラグインを導入する前と後でどう変わるのか?ということを何を使って見ればいいのかわからなかったので、とりあえずGoogleサーチコンソールで見てみました。

Googleサーチコンソールの検索での見え方というところに

Accelerated Mobile Pages というリンクが増えていました。クリックすると、

このように サイトにAccelerated Mobile Pages は見つかりませんでした というメッセージが表示されています。

今回AMPプラグインを導入すれば少なくともこの表示が変わるのだろうなと思いました。AMPプラグインを導入してすぐにこのページを見てみたのですが、表示は変わっていませんでした。Googleサーチコンソールの結果表示はある程度待たないと反映されないということを聞いたので、翌日まで待ってみました。

すると、

こんな感じに、AMPを導入した結果がちゃんと反映されていました(^^)/。

ここでちょっと気になるのは、インデックスされた数が46ということとエラーが6ということです。このサイトのページ数は500ページ以上あると思うので46っていうのはとても少ないと思います。インデックスされるのに時間がかかるのかもしれません。

また、エラーが6ということで詳しく見てみました

URLをクリックすると、

無効なタグ属性値 target=_top を指定していることがエラーの原因のようです。該当するblog記事を見ると、instagramからコピーした埋め込みコードの中にその記述がありました。埋め込みコードなのでこの場合は直さずにおいておこうかなと思いました。もしエラーが自分の書いた内容であれば直した方が良さそうです。

AMP対応ページはどのように見えるか?

なんとなく勘違いをしていたのですがWordPressでAMPプラグインを導入しただけでスマートフォンからアクセスしたら AMPのページが表示され、それ以外は今までのページが表示される ような仕組みをプラグインが実現していると思っていました。

しかし、そうではなくてAMPプラグインを入れると通常のURLに /amp/ をつけてページを表示するとAMP用のページになって表示されるということのようでした。

iPhoneでの通常の表示

IMG_3073

このページのURLに /amp/をつけて表示
IMG_3072

と、このように確かに/amp/をつけてみると自動的にAMP用のページを表示してくれるようになっていました(^^)/。また、AMP用のページの表示の方が圧倒的に速く表示されました。

このAMP用ページを詳しく見ると通常の表示と違ってグローバルメニューサイドブロック、フッターの表示などがありません。また、アドセンス広告などのアフィリエイトやSNSのシェアボタンも表示されません。自動的にAMP仕様のコードに書き換えられた時にそれらは外れてしまうようです。

今時点でのAMP導入について考えてみる

自動的に表示してくれないのならば、何らかの方法でスマートフォンのときは/amp/付きのURLにする、など振り分ける仕組みを組み込む必要がありそうです。テーマでできるものかそれともmod_rewriteでやるものかちょっと考えてみないとわからないのですが。

また、アドセンスやGoogleAnalytics各種SNSへのシェアなどが表示されないとなるとたとえ速く表示されたとしても自分的にはあまりメリットを感じられません。アドセンスやGoogleAnalyticsなどのカスタマイズ方法はちょっと検索すると

WordPress AMPプラグインのカスタマイズ

こちらのページなどで見つけることができました。

とりあえずAMPページにアクセスがあってもカスタマイズしてGoogleAnalyticsに対応するまではカウントされないので、今時点ではこのプラグインは止めておこうかなぁと思いました。

私個人的にはもっとプラグインが進化(していろいろやってくれる?)するか、テーマがいろいろやってくれるようになるか、あるいは時間をとって自分でカスタマイズするかまでAMPの導入は待とうと思っています。

おまけ:Google検索結果に影響があるかどうかについて

このAMPの話題が出てからずっと気になっていたのが、「AMPに対応するかどうかでGoogle検索結果に影響があるのではないか?」ということです。AMPを入れないと検索順位が悪くなるとか…

今時点では

Google、AMPページ対応はランキングシグナルとして使用せず

というニュースにあるように AMPに対応しているかどうかで検索結果に影響はない ということのようです。とはいえ、スピードが速くなるということは結果的には検索結果が良くなるということにつながりそうではあります。

ということでAMPに関しては今時点では保留しておくけれども、動向を追っておきたいと思っています。

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