WordPressやXOOPS Cube、baserCMSなどのCMSを使ってサイトを構築することが多いです。いきなりサーバーで動かすのでは無く手元のPCでWebサイト構築をしたりメンテナンスをするために、WindowsパソコンにインストールしたXAMPP(ざんぷ)を使っています。PHPやMySQLも動くので大概のものはサーバーと同じように動きます。
私の場合そのXAMPPを4バージョンインストールしてあるのですが、起動したときに立ち上がるバージョンを変えようとしてはまってしまいました。それについて書きます。
XAMPPのバージョンが4つもインストールしてある理由
XAMPPのバージョンを4つもインストールしてある理由なのですが、PHPやMySQLはいくつもバージョンがあり、実際のサーバーとバージョンを合わせないと動かなかったり動きがおかしい部分が出て来てしまうので色々なサーバーやCMSに環境を合わせるためにそれぞれのバージョンを入れてあります。
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
普通にXAMPPを新規で入れようとすると上記のサイトから XAMPP5.6.8(2015/07/06現在) をインストールすることになります。今のXAMPPのバージョンはイコールPHPのバージョンのようなので、phpはPHP5.6.8のバージョンとなります。最新なのでPHPの勉強のためにXAMPPをインストールするというような場合にはこれでいいと思います。
しかし、新しくサイトをつくるとか今あるサイトをローカルのPCでメンテしたい場合は必ず本番のサーバーで動いているPHPのバージョンを確認してXAMPPもそれと同じバージョンにします。例えばさくらのレンタルサーバスタンダードですと、コントロールパネルの
アプリケーションの設定>PHPのバージョン選択 で表示される
現在のバージョン に書いてあります。この場合はPHPは5.4となっています。例えばこのサーバで既に運用しているCMSをローカルPCで確認するためのXAMPPバージョンをインストールするとしたら、XAMPPのバージョンはv1.8.2-6です。
*バージョン5.6.3からPHPとXAMPPのバージョン番号を同じにしたようなのですが、それ以前はXAMPP独自のバージョン番号のようです。
*XAMPPのバージョンとPHPやApache、MySQLのバージョンについては、XAMPP(Wikipedia)こちらに詳しいことが載っています
このバージョンのXAMPPをダウンロードすには
http://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/1.8.2/
このページの
上部にあるzip、7z、exeのいずれか好みのファイルをダウンロードしてインストールします。
立ち上げ時に起動するXAMPPのバージョンを PHP5.3からPHP5.4にする
3年前に今使っているパソコンを買いました。その当時主流だったPHPは5.3でした。そのため、XAMPPもバージョン1.7.7を使っていてその後、新しいバージョンが必要になるたびにXAMPPを追加しました。かなり古いサーバー対応のためにPHP5.2に対応するバージョンも入れてあります。
PCに入っているXAMPPのPHPバージョン一覧
・PHP5.2
・PHP5.3
・PHP5.4
・PHP5.6
今までWindows立ち上げ時に起動するように指定してあるXAMPPはPHP5.3バージョンでした。しかし今現在だとPHP5.4のサーバーが主流となってきていて、毎日PHP5.4バージョンのXAMPPに切り替えるという作業が発生するようになってきました。
ということで起動時のXAMPPをPHP5.3かのものからPHP5.4のものに変更しようと思い立ちました(^^)/。
簡単に変えられると思ったら大きな間違いでした
PHP5.3のXAMPPフォルダ名はXAMPPでPHP5.4のXAMPPのフォルダ名はXAMPP54としてあります。
ということは単純に XAMPP というフォルダ名を XAMPP53 に変更して xampp54 のフォルダ名を XAMPP に変更すれば自然と立ち上がるXAMPPがPHP5.4バージョンのXAMPPになるんじゃ…! と思いました(今考えるととても浅はか(^_^;でした………)
そしてその通りやってみると色々な問題が発生しました。
・立ち上がらない
・エラーを見るとフォルダ名がhttpd.confに書いてあるのでxampp54からxamppに書き換え
・xampp_control.exeは動いた
・しかし、サイトは表示されない
・諦めて、最初からxampp1.8.3入れ直した
・データをコピーしようとmysqlのdataフォルダをコピーして貼り付けるもデータ内容がうまくコピーできなかった(テーブルの名前だけ、見える)
よく考えるとインストールしたときに色々な所にフォルダ名とか色々そのときの設定が保存されているので、、、無茶なことをしちゃったみたいです。
ということで結局諦めて、フォルダ名を元に戻し、修正してしまったファイルもすべて元に戻しました。
Windows立ち上げ時にPHP5.4バージョンのXAMPPを起動するようにする
ということでフォルダ名はそのままにしておいて、今起動時に立ち上がるXAMPPを起動しないようにして新たに、xampp54というフォルダのXAMPPが立ち上がるようにしようと思いました。
それまでWindowsを起動するとPHP5.3バージョンのXAMPPが起動するようになっているのですが、昔のこと過ぎてどのようにして設定したのかはおぼえていません。
とりあえず今のXAMPPが起動している状態を消すには、「Windows立ち上げた時に起動しているソフトを起動しないようにする」のやり方でmsconfig.exeを開き、
スタートアップ タブの中から、XAMPPcliという行のチェックを外して、適用をクリックしてOKをクリックすることで今起動しているXAMPPを起動しないように出来ます。
新しくPHP5.4バージョンのXAMPPをWindows起動時に起動しておくには、とググって調べてみたのですがどうもやり方がややこしくしかもなんか上手く行きませんでした。
「autoexec.batにxampp_start.exeが書ければそれでいいんだけど…」と訳の分からないことを考えていたのですが、さらにググったところこのサイトを見つけました。
- 参考にさせていただき、ありがとうございますm(_ _)m
スタートメニューをクリック
すべてのプログラム を右クリック、開く をクリック
スタートメニュー フォルダが表示されるので、ここに起動させたいexeのショートカットを置きます。
XAMPP54フォルダの
xampp_start.exe を右クリックしてスタートメニュー フォルダにドラッグ
サブメニューが開くので ショートカットをここに作成 をクリック
ショートカットが貼り付けられました。この状態でWindowsを再起動して、ブラウザから http://localhost と入力すると、
このようにPHP5.4バージョンのXAMPP1.8.1が起動していることが分かります。
これでようやく、起動時に立ち上がるXAMPPのバージョンがPHP5.4のものになりました(^^)/
まとめ:XAMPP複数入れているときはフォルダ名を安易に変えない
ということでまとめのタイトルですべてなのですがXAMPPを複数入れているときにフォルダ名を安易に変えない、ということを次回また新しいバージョンで起動したくなったときまでおぼえておきたいと思います。
別件ですがXAMPPでPHPなどのプログラムを動かすときは htdocs というフォルダの下にファイルやフォルダを置きます。htdocsが一般的なサーバーのWWWやpublicだと思うと分かりやすいかもしれません。htdocsの下にいくつもフォルダを作ってWordPressやXOOPS CubeやNetCommonsやbaserCMSなどでいくつでもサイトを作って試すことが出来ます(^^)/
note:
XAMPPのバージョンによる違いはPHPだけでなくApacheやMySQLもあるのですが、いまのところPHPのバージョンを合わせておけば問題が無かったのでその当たりについては割愛してあります。
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