Markdownとはテキストで文字修飾をしながら、記録できる記法のことです。
MacにはKobitoという定評のあるMarkdownエディタがあったのですがWindows版は出ていませんでした。しかし、今日気がついたところ2015年の5月にKobito for Windows というものが出ていました!
ということで、さっそくKobito for Windowsをダウンロードして試してみました。
Markdownが使えるとどのように便利なの?
Markdown記法とは、テキストで文字装飾をしながらメモを取ったり、簡単なマニュアルを作ることができるので覚えると色々使えて便利な記法です。WordPressでもJetpackプラグインを使ってMarkdown形式で記事を書くことができます。
文字の装飾でよく知られているのは HTML ですがそれよりもっと簡単に、メモを取りながらでも文字装飾ができるのがMarkdown記法の特徴です。
Markdown(マークダウン)は、**文章の書き方**です。デジタル文書を活用する方法として考案されました。特徴は、 - 手軽に文章構造を明示できること - 簡単で、覚えやすいこと - 読み書きに特別なアプリを必要としないこと - それでいて、対応アプリを使えば快適に読み書きできること などです。Markdownはジョン・グルーバー(John Gruber)によって2004年に開発され、最初は [Daring Fireball: Markdown](http://daringfireball.net/projects/markdown/) で公開されました。その後、多くの開発者の手を経ながら発展してきました。
のように記述することで、Jetpackのマークダウンが有効になっている状態のWordPressの投稿では
このように表示することができます。メールで書くような書き方でHTML的な表示をすることができるもの、のようです。
Kobito for Windowsのダウンロードとインストール
Kobito for WindowsはこのMarkdown記法をローカルプログラムとして記述できるソフトウェアです。ダウンロードしてインストールしてみます。
このWebサイトで Kobitoをダウンロード(無料) をクリック
kobito-v2.0.2.zip(数字はバージョンによって異なります)というファイルを保存します。
kobito-v2.0.2.zipを解凍します。
kobito-v2.0.2 というフォルダができて、その中にdistというフォルダがあり、その中にkobito-win32-ia32というフォルダがあります。この中の、
kobito.exe をダブルクリックします。
この画面がポップアップするので
次へをクリック
はい(どっちでもいいんですが) をクリック
私の場合、Qiitaに記事は書かないので キャンセル をクリック
これでKobitoのインストールが終わって、開始画面が表示されました。
Kobito for Windowsを使ってみる
Kobito for Windows を使ってみたいと思います。
新しい記事(文書)を作るには
記事>新規作成 をクリックするか
新規作成ボタン をクリックします
このような作成画面になります。左側がMarkdown記法で記述するスペースが、右側がプレビュースペースです。
1行目にタイトルを入力…というところに
タイトルを入力します。
タイトルの下にMarkdown記法でH1タグの見出しをつけてみます。右側にプレビューされているのが分かると思います。
保存 をクリックすると
最初の画面に戻ってタイトルが「明日のblog記事」で保存されて右側にはプレビューが表示されます。
先ほど例として出したMarkdown記法の例の文章をいれてみると
このようになり、右側には整形された文章がプレビューされます。
Markdown記法のルールを参照する
Markdown記法はローカルルールといいますか、方言的に解釈する媒体により多少の違いがあります。
Kobito for WindowsでのMarkdown記法 については
あるいはKobitoのホーム画面の
Markdownチートシートをクリックすると記法の一覧が参照できます。
WordPressで利用できるMarkdown記法については
WordPress.com Markdown quick reference
に記法の一覧があります。
たとえば、
~~~~ This is a piece of code in a block ~~~~ ```css #button { border: none; } ```
のようにMarkdown記法で書いたときに、Kobitoでは
このように表示されますが、WordPress だと
こんな感じに 行番号付き で表示される、などの若干の違いもあるようです。
KobitoでMarkdownを使ってこの記事を書いてみました。
この記事は Kobito for Windows を使って書いてみました。
いつもWordPressの投稿画面に直接、Markdownを使って書いてはいるのですがあまり記法を知らないので使っているのは h2タグに対応する ## だけでした。
今回は見出しの他、画像をいれたり太文字にしたり、リンクをつけたりということをすべて Kobito for Windows でやってみたのですが、初めて使った割にはかなり快適にblogを書くことができました。
若干困ったのが画像の貼り付けです。いつもならコピーしてあった画像をペーストするだけで貼り付けられることができますが、 Kobito for Windows では画像をファイルにしないと貼り付けることができませんでした。
またその画像ファイルもC:\Users\mika\Desktop_temp_24時間後に削除に置いたものはエラーになってしまって貼り付けられませんでした。もしや…と思ってc:\tempというフォルダを作ってそこに画像を置き、ドラッグ&ドロップで貼り付けたところうまく貼り付けることができました。
想像ですが「日本語のフォルダ名」には対応していないのかもしれません。
また、この記事をこのままコピペしてWordPressの投稿画面にはりつけると
こんな風に、画像のところがファイル名のみの表示になってしまいました。
画像を一括でアップしてひもづける方法や思いつかなかったので、今まで通り
[ryus_blogcard url=”https://usortblog.com//onepressimageplugin/”]
を使って、画像は貼り付けました。
まとめ:総合的に見てKobito for Windows でblogの下書きをするのは効率的か?
画像の貼り付けについては今まで通りする、ということで「総合的に見てKobito for Windows でblogの下書きをするのは効率的か?」ということを考えてみました。
体感としては、効率的で今後も利用したい と思いました。
blogをWordPressの投稿画面で書いているとき、画像を貼り付けてもプレビューが同時に表示されているわけではないので何度も何度もプレビューを見たり、再読込をしたりして確認します。
Kobito for Windows を使ってblogの下書きをしていると、画像を貼り付ければその画像がblogのイメージで表示できるので安心して書き進めることができます。
後にWordPressの投稿画面で貼り付けるときも実際の画像を見ながら貼り付けるので安心して貼り付けることができて時間的には節約することができました。
またよく使う太字もアスタリスク2つで囲うという方法はとても簡単で、キーボードから手を離すことなく太字にできるので大変快適に書くことができました。いつもは手を離したくないためにあとでまとめて太字にしていましたが、今回はblogを書きながら太字指定も同時に指定してけたので、こちらでもかなり時間の節約となりました。
なにより、プレビューを見ながらblogが書けるのはとても快適でした。
ということで今後しばらくblogはKobito for Windows を使って書いてみようと思っています(^^)/
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