説明動画を撮るときにいつも窓録(「窓録~DesktopCam~ 説明動画を簡単に撮影できるフリーソフト」参照)というフリーソフトを使っています。何年もずっと使ってきていたのですが、先日撮ったはずの動画が保存されていませんでした。
いろいろやってみて動画がちゃんと保存できるようになったのですが同じような状況が起こった方がいるかもしれませんのでその対策について書きます。
デスクトップ動画撮影フリーソフト窓録 で動画が撮れていなかった状況
先日blogに使おうと思ってあるサイトの動画を窓録で撮りました。blogを書きながらそのファイルを探したのですが、保存先のフォルダに撮影したはずの動画が見つかりません。試しに動画を撮影してもどこにも保存されませんでした。
よく見ると
動画を撮影し始めて数秒経過してもファイルの大きさが 0MB のままで全く増えていません。ここに気づくまでは「保存先が知らない間に変わってしまった」のだと思っていたのですが、これを見て「動画が保存されていない」ということなのじゃないか、と思い始めました。
やってみたこと:新しく窓録を落としてきて動かしてみる
から新しくzipファイルをダウンロードしてきて、解凍してDesktopCam.exeをダブルクリックして動かしてみました。
すると、全く問題なく動いて動画がファイルとして保存されました。
Config.xmlというファイルがあるので新しい方と動かない方のものを見比べてみましたが、動かない方は音が録音されないようにフラグを0にしていることと、撮影画面の大きさが違うだけで特に問題になりそうな所はありませんでした。
やってみたこと:管理者として実行
動作はしているのに保存できない…ということでちょっと思いついたのが 管理者として実行 です。動かない方で通常動かすのはDesktopCam.exeをダブルクリックでしたが、右クリックして
管理者として実行 をクリックします。
すると、経過秒数が増えると共にファイルの大きさも増えるようになりました。終了させると動画がファイルとして保存されています。
いつも管理者として実行するように設定する
原因はわかりませんが、管理者として実行するように設定すれば正常に動くので、いつも管理者として実行するように設定してみます。
DesktopCam.exeを右クリックして、メニューから プロパティ をクリックします
互換性 タブをクリック
特権レベル の 管理者としてこのプログラムを実行するを
チェックして、適用 をクリック
OK をクリックします。
これでDesktopCam.exeをダブルクリックをして立ち上げても動画がファイルとして保存されるようになりました。
原因は何だったのか?
と、対策としてはこれで終わりなのですがどうも原因が分かりません。
いつも使っている窓録のインストール場所
いつも使っている窓録のインストール場所は C:\Program Files です。今回おかしな事が起こって色々検索したところ自分でzipを解凍してそのままフォルダごと使うようなプログラムはここには置かない方がいい、という意見のページをいくつか見ました。確かにダウンロードして動かして問題なかった方はプロパティで見ても
管理者としてこのプログラムを実行するにチェックが入っていないけれどもダブルクリックするだけで正常に動作します。
いつも使っている窓録がいつまでいつも通りに動いていたか
いつも使っている窓録のフォルダに最後に動画ファイルが保存されていたのが 2015-5-26 でした。それ以降に窓録のexeに対してなにか設定を変更したことはないので、それまでは上手く動いていたけれどもそれ以降はなんらかの理由で「管理者として実行」しないと動かせなくなったような気がします。
推測 Windowsアップデート?
ということを総合して考えるとWindowsにとって特別なフォルダである C:\Program Files にあるexeの実行権限がWindowsアップデートのときに変わった?のかなぁと推測しました。とはいえ、そんな事例がないかなとググってみても同じような状況がみつかりませんでしたので、まったく違うことが原因かもしれません。
とにかく…、こういう感じにいきなりうまく動かなくなったときには「管理者として実行」を試したり、zipを解凍して使うような(インストールしないもの)プログラムはC:\Program Filesとは別の所に置くようにしようかなと思いました。
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