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レンタルサーバにSSH接続とSFTPが同時に行えるRloginに切り替えました

この記事は最終更新日から9年経過しています。内容が古い可能性があります。

新しいレンタルサーバーを借りようと思ったときに「SSHが使えるかどうか?」が選択の基準となり、SSHが使えるものをなるべく選びたいと思っています。SSHというのはMS-DOSのDOS窓のようにコマンドラインで命令を実行するために、サーバーに接続するためのプロトコルです。
SSHを使うために今までTeraTermやPoderosaを使ってきたのですが、使い勝手が自分的には今いちでもっとよいソフトはないかなと探して、Rloginというソフトを見つけました。使ってみたらかなり便利でしたのでそれについて書きます。

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SSHで接続して、linuxコマンドを使えると便利です

もしかしてSSHとかSFTPとかはなじみがなくて「うーん、関係ない」と思われるかもしれませんが(^_^;、そうでもないということについて書きます。

レンタルサーバーを借りたときにもらう書類にかならず FTP 情報はあると思います。SFTPはFTPと同じようなもので、ファイルをローカルPCからサーバーに転送したり、サーバーからローカルPCに転送したりするものです。違いは SFTPはセキュリティに対する防御がしっかりしてる(大ざっくり) というあたりです(^_^;。使い勝手はほぼ変わらなくて、WinSCPというソフトなどを使うとFTPもSFTPも両方とも同じように使うことができます。

次にTelnetですが以前はよくレンタルサーバーで使われていましたが、今はセキュリティの観点からTelnetではなくSSHで接続してくださいね、という会社が多いようです。つなぎかたがTelnetかSSHかというだけで繋がってから行えることは一緒です。

繋がってからはlinuxコマンドが使えるので、サイト全体をzip圧縮してダウンロード(ダウンロードはSFTP)したり、ローカルPCにある多くのファイルをzip圧縮してアップロード(アップロードはSFTP)したものを解凍したりすることができます。

また、mysqlデータベースのデータをファイルに書き出して(mysqldump)、そのファイルをダウンロードして、ローカルPCのmysqlのデータベースにインポートしたりもできます。

WordPressのファイルを取得するのも簡単で、たとえば さくらのレンタルサーバスタンダード にRloginでSSH接続して、

wget --no-check-certificate https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz

このように入力してリターンすると、その場所にwordpressを取得してくれます。具体的にはwordpressというフォルダができてその中にwp-admin、wp-content、wp-includesなどのフォルダやファイルが入ります。

このようにSSHを使ってサーバーに接続し、コマンドで操作ができると大変便利です。SSHが使えるかどうかは契約しているレンタルサーバーのプランによって違います。

例えばさくらのレンタルサーバーですと、一番安いライトプランだと使えませんがその次にスタンダードプランから使うことができます。

Rloginのダウンロードとインストール

Rloginのダウンロード

http://nanno.dip.jp/softlib/

こちらから行います。

rlogin telnet ssh Terminal という行の rlogin.zip をクリックするとダウンロードが始まりますのでローカルPCの適当な場所に保存します。

ダウンロードした rlogin.zip を解凍すると、rloginというフォルダができて中に 



Rlogin.exe 
というファイルがあります。

インストール、と書きましたがインストールはこれで終わりでこのexeをダブルクリックすればRloginが立ち上がり、使うことができるようになります。

あとあと、どこに置いたか分からなくなるといけないのでおぼえて置きやすい場所にこのフォルダを移動しておきます。

Rloginでさくらのレンタルサーバスタンダードに接続する

さくらのレンタルサーバスタンダードでの接続方法について書きます。サーバーを契約したときにメールで

[さくらのレンタルサーバ] 仮登録完了のお知らせ

というお知らせが来ます。Rloginで接続する際には、この中に書いてある情報を使います。

Rlogin.exeをダブルクリックします

このような画面になるので、サーバーを追加するため 新規 をクリックします

設定画面がポップアップされます。ここに

このように入力します。青文字は [さくらのレンタルサーバ] 仮登録完了のお知らせ の 《 契約サービスの接続情報 》にある項目を入力します。

OK をクリックすると、

このような表示になりますので、接続する をクリックします。

SSHでサーバーに接続できました。

linuxのコマンドラインを試してみる

簡単なコマンドを入力してみます

pwd カレントディレクトリの表示

さくらのレンタルサーバスタンダードだとこのような表示になります。homeというディレクトリの下に複数のレンタルスペースがあってその一つが自分のスペースということになります。

ls ファイルやディレクトリ情報の表示

ファイルやディレクトリが表示されます。

こんな感じで無事に繋がっているのがわかります。

登録した後にまた接続するには

サーバー接続ボタンをクリックして

一覧から、接続したいサーバーを選んで、OKをクリックすると接続できます。

複数のサーバーを登録してあるときは同時に接続することができ、

こんな感じに、タブが複数出て、切り替えながら操作をすることができます。

この機能はとても便利だと思います。

SFTP接続をしてファイル転送する

例えばSSHで接続してデータベースのダンプファイルを作成し、ローカルPCにダウンロードする時の手順ですが、今までPoderosa(SSHのソフト)WinSCP(SFTPのソフト)の2つを使って行っていました。手順は PoderosaでSSH接続し、ダンプファイルを作成 WinSCPを立ち上げてダンプファイルを作成したディレクトリからローカルPCにファイルをダウンロード でした。

Rloginは一つのソフトでSSH接続とSFTP接続ができるのでこの手順が楽になります。

mysqldumpは、

こんな感じで入力後、データベースのパスワードを入れるとダンプファイルが作られます。

SFTP接続はRloginの上部にある

ファイル転送 ボタンをクリック

このようにファイル転送画面になります。右側のサーバーで現在のディレクトリの先ほど作ったダンプファイルのあるディレクトリに移動して左側のローカルPCの適当なディレクトリにダウンロードすることができます。

このように1つのソフトでダンプファイルの作成とファイル転送が行えます。

まとめ:Rloginが便利なところと公開鍵認証での接続

Rloginは「複数のSSH接続を複数タブで同時に行える」というところと「1つのソフトでSSHで接続中のサーバーにファイル転送ができる」ところがとても便利だと思いました。

さくらのレンタルサーバーなどSSHが使えるサーバーで利用するにはこのRloginを使っていこうと思います。

今回はさくらのレンタルサーバースタンダードでの使い方でしたが、他にXSERVER(エックスサーバー)でも接続してみました。XSERVERは公開鍵認証という方式でSSH接続をするため若干設定が違っていたのでそれについてはまた別途書きたいと思っています(^^)/。

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